パイプカットのよくある失敗例:再婚で子どもが欲しくなった

パイプカット後に子どもが欲しくなる可能性がある

パイプカットを行ったことを失敗だったと考える人もいます。避妊することの煩わしさから解放されたいという思い、子どもが欲しくないという思いからパイプカットを行う男性は少なくありません。

しかしながら、手術を決心したときには子どもがほしくなくても、再婚などでやはり子どもが欲しいと思う人は多いです。パイプカットに失敗したくないのであれば、今後のライフイベントによって子どもが欲しくなる可能性を考えておく必要があります。

年齢を重ねるとともに自分の遺伝子を受け継いだ子どもを残したくなる人や、再婚した女性となら子どもを残したいと思う人は少なくありません。パイプカットを1度実施してしまうと、生殖機能をもとに戻すことはとても難しいことであると理解しておく必要があります。

再婚などで子作りを行いたいと考えるようになっても、過去に行ったパイプカットによって一生子どもを持つことができない可能性があることを知っておきましょう。

再婚などで子どもが欲しくなっても再建手術には多額の費用が必要

再婚などによってパイプカットをしたことが失敗だったと思っても、生殖機能をもとに戻すためには多額の費用が必要となります。病院によって費用は違っていますが、平均では60万円前後のお金をかけてパイプカット再建手術を行うことになると知っておきましょう。

多額の費用をかけて再建手術を実施したとしても、思うような手術結果が得られずに結局子どもを持つことができないケースもあります。

パイプカットを行ってしまうと再建手術は非常に難しいことであること、もとに戻すことができたとしても多額の費用が必要であることを理解しておきましょう。あなた自身にそれほど子どもを持ちたいという願望がなくても、再婚する予定の相手が子どもを希望していれば、パイプカットを実施していることが原因で再婚がなくなってしまう可能性もあります。

パイプカットをして失敗したと後悔しないためにも、今後の人生をよく考えてから手術を実施するかどうか決めることが大切だと言えるでしょう。

まとめ

現在子どもを持ちたくない人にとって、パイプカットは非常に便利な手術のように思えるかもしれませんが、再婚後に子供が欲しくなった場合には手術をして失敗だったと後悔することになる可能性があります。

実際に再婚などのきっかけで子どもが欲しくなる人は多いので、後から失敗だと思うことがないようにするために、パイプカットの実施は慎重に決めることが大切です。パイプカットを行うと再建手術はとても大変なことなので、今後の人生をよく考え、パイプカットを行うかどうか決めましょう。

パイプカットのよくある失敗例:当初の料金より高く請求された

事前に費用について確認が必要

パイプカットの手術で失敗したと感じることが多いのは、費用が想像よりも高くなってしまったというものです。カウンセリングを受ける際に手術内容に関しては色々質問したものの、料金のことはあまり聞かなかったということは意外と多いものです。クリニックのホームページ等に掲載されている料金がそのまま請求されると思っていたら、それは基本料金だけだったということもあります。

パイプカットの手術は泌尿器科のクリニックやメンズクリニック等で行われていますが、自由診療なので保険は適用されません。パイプカットの手術方法についてもクリニックよって違いがありますし、料金もそれぞれのクリニックが自由に設定しています。

医師の方でも手術に関することは詳しく説明するけれど、費用についてはあまり詳しく説明してくれないということも多いです。後から失敗したと思うことがないように、事前に費用面をきちんと確認することが大切です。

クリニックのスタッフに聞いてみる

パイプカットの手術をしようと思ってインターネット等で情報収集をして、料金が安いクリニックを選ぶことも多いと思います。パイプカットの手術は滞りなく済んだものの、後から請求された金額が当初伝えられていた料金よりも高かったという失敗が起こることもあります。

例えば日曜日などは休日に設定されていることも多く、その日にパイプカットの手術をしたら休日料金が加算されたということもあるようです。

朝の早い時間帯や夕方などに手術をした場合にも、時間外料金が加算されてしまうこともあります。そういった失敗を防ぐためにも、手術を受ける日時によって費用が異なるのか事前に確認しておくようにしましょう。

また、手術の基本料金に加えて、色々な追加料金が発生する場合もあります。医師に費用のことは聞きにくいと思って質問しないでいると、後から高額な請求にびっくりすることもあるので注意が必要です。医師に聞きにくい場合には、看護師や受付のスタッフなどに確認するのがおすすめです。

まとめ

パイプカットの手術で多い失敗には、費用が高くなってしまったということがあります。手術を受ける日時によって費用が割高になることもありますし、自分が思っていた料金が基本料金だけだったということもあります。

そういった失敗を防ぐためにも、事前に医師に費用に関しても確認するようにしましょう。また、医師に聞きづらいという時は、看護師や受付のスタッフなどに聞いてみるのもおすすめです。手術が終わった後ではどうしようもないので、必ず事前に確認することが大切です。

パイプカットのよくある失敗例:手術合併症を発症した

手術合併症はそこまで珍しいものではない

パイプカットは成功率の高い手術と言われていますが、実は軽度のものを含めて多くの失敗例が報告されています。その代表となるのが手術合併症で、パイプカットを受ける予定の人は必ず念頭に置いておかなければなりません。

具体的な症状としては、まず切開部の出血や皮下出血があります。排尿時に痛みと共に出血するケースもあり、術後ある程度期間が過ぎてから起こることも珍しくはありません。ただこれは明らかに目に見えて異常と判るものですから、長引くようなら慌てず再診察を受ければ心配ないでしょう。

ほかには縫合糸やクリップといった、精管を縛るために使った道具が外れてしまう失敗例もあります。これはすぐに自分で自覚できるものではなく、術後精液の検査をしたときに精子が混じっていることで判明するパターンが多いです。パイプカットの失敗の中でも特に多いことですから、一応パイプカット後も安心せず精液の検査を受けておくのがおすすめです。

重度の失敗の可能性は全体で3%前後

少し怖い失敗例としては、血腫や陰嚢感染があります。これらはパイプカット後からすぐに症状が見られるようになり、血腫であれば瘤のようなものが男性器周辺で見つかるため、目視や触診で確認することができます。

陰嚢感染は程度に幅があり、若干の痒み程度で留まるものもあれば激しい痛みを感じる場合もあるものです。ただ自然に完治するものではありませんから、何かおかしいと感じたらパイプカットを受けたところでその内容を相談しましょう。

ちなみにこれらの怖い失敗が起こる可能性は、パイプカットを受けた人の内で3%前後とされています。こう見ると低い数字には見えるのですが、軽い手術合併症と併せると10人に1人はリスクを抱えていることになるのです。

そして医師の腕も大きく影響しますし、お願いするクリニックなどは慎重に決めなければいけません。もし失敗したらその後の補償もどこまでしてもらえるのか、こちらもセットにしてリサーチをしておいてください。

まとめ

技術の進歩と共に、パイプカットもどんどんと成功率を上げています。ただ予期せぬ手術合併症が起こるリスクは今後も捨て切れず、完全な安心感を持って受けることはまだできる状態ではないでしょう。

妊娠を望まないために希望する男性も増えている中で、失敗例への認識はあまり高まってはいません。気軽に受けられそうなイメージがありますが、よく考えて決心をしてください。正しい知識を持ってさえいれば、そこまで失敗も怖いものではなくなるはずです。

パイプカットのよくある失敗例:術後の痛みがつらい

術後に痛みがつらい人もいる

パイプカットは痛くないという話を聞いて施術を決心する人もいますが、よくある失敗には術後の痛みがひどかったというものがあります。確かに、手術中は局所麻酔を行うので痛みを覚えることはほとんどありません。

手術中に痛みを感じてしまう場合は、麻酔が上手くかかっていなかった、もしくは医師の腕が悪く施術中に触れてはいけない部分に触れてしまったなどの可能性が考えられます。

基本的に手術中に痛みを感じることはないのですが、一方で手術が終わった後には痛みを感じる人が多いです。縫い合わせているので皮が引っ張られるような感じがしそうだと考えている人が多いようですが、実際は穴を開けたり縫ったりした部分がヒリヒリするケースが多いと言えます。

痛み止めをもらって服用することができますが、次の痛み止めを飲む前に強い痛みが襲ってきたり、痛み止めを飲んでもそれほど効果が得られず、パイプカットをして失敗だったと思う人もいることを知っておきましょう。

術後の痛みには個人差があることを知っておこう

パイプカット後の痛みで手術をして失敗したと思わないようにするためには、病院選びが重要だと思う人も多いはずです。しかしながら、医師の腕が良くても痛みを感じる人もいます。

同じ病院の口コミを見ても術後に強い痛みを感じた人もいれば、全く痛みを感じなかった人もいますし、痛み止めで耐えることができたというケースもあるでしょう。たとえ、施術がしっかりと行われたとしても、人によっては強い痛みを感じてしまうというわけです。

なるべく痛みを感じた人が少ない病院を選ぶことも良いですが、そういった病院を選んだとしてもパイプカットの後に痛みが生じて失敗したと感じる可能性があることを理解しておく必要があります。

術後に痛みを感じたくないと考えるのであれば、処方された痛み止めを正しく飲むこと、医師から指示された期間は安静にしておくことなどが大切です。これらを守らなければ、パイプカットの手術がきちんと行われていても、術後に痛いと感じやすいので注意してください。

まとめ

パイプカット後の痛みによって手術をして失敗だったと感じる人は少なくありません。病院選びなどではこの失敗を避けることが難しいですが、術後に正しく痛み止めを服用する、安静にしておくことなどで痛みをなるべく少なくすることができます。

パイプカットの手術を行ったことを後悔しないようにするためにも、人によっては術後に強い痛みがあるかもしれないこと、どのようにして対処するべきであるかということを知っておくことが大切です。